2018-10-08のレッスンから
Virelangue, casse-langue, fourchelangue, trompe-oreilles…… このような言葉を聞いたことありますか?
フランス語の早口言葉、又は、言葉遊びのことです。
何と言っても一番有名なのはフランス人には知らない人はまずいないだろうと思われる、
Un chasseur sachant chasser doit savoir chasser sans son chien.
(狩猟のできる狩猟家は犬がいなくても狩猟ができるはずだ。)
でしょう。早口では言いにくい文というだけで、特に意味は大切ではありません。日本語の「隣の客はよく柿食う客だ」「生麦、生米、生卵」のようなものでしょうか…
もう1種類の言葉遊びの方は、早口で言いにくいというより、言われても聞くだけだと何を言っているのか意味がわからない文です。
例えば、有名なのは、
や
などです。
書いてみると大した意味もない、
1. Si ton tonton tond ton tonton, et mon tonton tond ton tonton, ton tonton sera tondu.
(君のおじさんがあなたのおじさんの頭を刈り、私のおじさんもあなたのおじさんの頭を刈ったなら、あなたのおじさんの頭は刈られた状態になるであろう。)
2. Si 600 scies scient 600 saucisses, 606 scies scieront 606 saucisses.
(600のノコギリが600のソーセージを切るとしたら、606のノコギリは606のソーセージを切るであろう。)
となります。
これらの文、何が良いかというと、フランス語を話すための口、舌、喉、などの発音器官の (準備) 体操にとても有効なところです。
日本語を話す時よりもハキハキと大胆にはっきりと発音して言ってみましょう〜
楽しい上にフランス語を話すウォーミングアップにもなる、virelangues、なかなかの優れものです!
MN