フランス語の聞き取りが難しいと感じる原因の一つに「リエゾン」があります。
リエゾンについてきちんと知ることで、難しいと感じていたフランス語の学習がふっと楽になる瞬間があります!
パリ塾の綴り字と発音の基礎のクラスでは、必ずリエゾンする代表的ケースとして6つを解説、
そしてレッスン中の発音の練習、修正と、宿題の音声を聴きながら練習の繰り返しで、
リエゾンの規則が耳と口に馴染み自動化するように練習します。
(リエゾンとはもともと発音されない語尾の子音が、その直後に来た母音とくっついて、発音される現象です)
ここでは覚えやすいように、各ケース、一つずつのみ例をあげるので、それを覚えてみてください。
思い出して応用しやすいかと思います。
(カタカナ読みは便宜的につけました。完全にこのように発音するわけではありません。)
①主語代名詞+母音で始まる動詞
Vous avez
ヴ アヴェ ではなく、ヴザヴェ となります。(sがzの音に発音されています)
②限定詞+母音で始まる名詞
(限定詞とは、冠詞(les, des)や所有形容詞(mes,tes…)、指示形容詞(ces)など)
les enfant
レ オンフォン ではなく、レゾンフォン
③前置詞+母音で始まる言葉
dans un café
ドン アン キャフェ ではなく、ドンザンキャフェ
④形容詞+母音で始まる名詞
de belles étoiles
ドゥ ベル エトワール ではなく、ドゥ ベルゼトワール
⑤人称代名詞+enまたはy
Je vous en prie.
ジュ ヴゾン プり
⑥目的代名詞+母音で始まる動詞
Je les aime.
ジュ レゼーム
↑以上の6つを覚えておくと、これリエゾンするんだっけ?と忘れてしまった時に便利です〜。
その他リエゾンには、②リエゾンしてもしなくてもいいケース、③してはいけないケースがありますが、
またの機会に!