コロナ禍にパリから日本に帰省しました 羽田空港での手続き

コロナ禍にフランスから日本に帰国 パリ暮らし

クリスマス休暇が直前に迫る12月17日に日本に帰省した時の、日本の空港での様子をご紹介します。

この時点での日本国籍の方の帰国条件は:水際対策の抜本的強化に関するQ&Aから抜粋

注)条件は状況により変更になりますので、リンクより随時ご確認ください。

  • 日本国籍の方は、空港でのコロナウイルス 抗原検査が義務(唾液を採取)
  • 陰性でも実家などでの14日間の自主隔離、自宅がない人は予めホテルなど14日間の宿泊施設を用意(自腹です)(陽性の場合政府指定の宿泊場所で隔離)
  • 地方への乗り継ぎ移動は不可
  • 空港から自主隔離場所までの公共交通機関の利用は不可。政府が指定するハイヤーなどを事前に予約しておくこと。

到着前の機内で:「入国される方へ検疫からのお知らせ」が配られます。

名前、過去14日以内に滞在していた国、日本での滞在期間と待機場所を記入します。

上記のリストに書いたような注意事項が書かれています。ちなみに、この紙を何回も見せるように言われます。

羽田空港到着からの流れ

通常、飛行機から降りて《到着&入国審査》へ向かうところを、その前を通り過ぎて進むよう指示されます。

看板どおりに長ーーーい廊下を進みます。とっても長いです。数百メートルあるかと思います。動く歩道は逆方向なので使えず、、、。

ターミナルの一部のゲートが検査場にされています。

ようやくたどり着くと、係員が待っていて下記のことをします。

1)質問書のダウンロードをスマホにしているか?と聞かれます(スマホを持っていない人がどうなるか確認していませんが、、、。多分書面?)

していない人は、その場でQRコードを撮影すると質問書が開きます。

質問内容は:

  • 自主隔離する滞在先の住所
  • メールアドレス
  • 日本で連絡がつく電話番号(携帯か固定電話)
  • ラインで連絡を取っていいか?(自分は日本の携帯はガラケーなので、「スマホは海外の携帯です」というと、「ラインで連絡」は不可でいいと言われました。(AIが音声で連絡してくる?ような事が書かれていたと思います。)
  • 日本到着日、海外に戻る日(あれば)

記入が終わると、QRコードが出て来て、そのスクリーンショットを撮るように言われます。

部屋を出る前にそれを見せるように言われます。

次の部屋には仮設カウンターがあり、そこで今度は質問票に記入した内容のチェックがされます。

ちなみに、この仮設カウンターはびっしり人が座っていてちょっとびっくりします。

「そ、そ、ソーシャルディスタンスは?」

係員と旅客の間にはプレクシーグラスがありますが、、、、。なのでお隣の会話はまる聞こえです、、、。

隣の方は「海外在住なので海外のスマホしかない」と言っていましたが、なぜか日本の携帯はないかと執拗に聞かれていました。

唾液採取による抗原検査場

この次の部屋がいよいよ採取場です。(ちなみにここから撮影禁止)

入り口になぜかJALで到着した人、ANAで到着した人と左右にカウンターがあり、そこで機内でもらった「入国される方へ検疫からのお知らせ」とパスポートを提示、

番号を書いたステッカーが「入国される方へ検疫からのお知らせ」に貼られ、採取用の容器をもらいます。ちなみに太い先の尖ったクレヨンのような形をした透明の容器で、クレヨンの先の部分に唾液を貯めなければなりません。(すいません、気持ち悪いですよね?)

採取場では、選挙の時のような、立ったまま入るブースがたくさん並んでいて(テーブルはありませんが)、そこにレモンの写真とともに、採取方法とか正しい採取をしたかなどの目安を書いた張り紙が貼ってあります。

到着後水一滴飲んでないので喉はカラカラ、唾液なんて簡単に出ません。「本物の梅干しを一つくれれば早いのになーと思いつつ、、、」。(ちなみに、梅干しの写真が貼ってあるブースもあるようです)

結構な量なので(すいません)私はとっても時間かかってしまいました。その間、隣のブースは人が入れ替わっています。なんとか採取量に達し、係員に見せてオッケーをもらい、出口の人に渡して終了です。

採取場をでて、待合スペースへ向かいます。

待合室で自分の番号の表示をひたすら待つ

広い搭乗ゲートにある待合スペースには電光掲示板があり、先述のステッカーに書かれている番号がでてくるのをひたすら待ちます。

自分の番号より後の番号がじゃんじゃん出てくるので、「私は陽性だったから後回しになるのか?」などと余計なことを考え始めますが、、、、特に意味はありませんでした。

40分ぐらい待ったでしょうか?自分の番号が出たので、指定のカウンターに行きます。

結果をもらう瞬間「ドキドキ」しましたが、「結果はこれです」にマイナスがあったので、ホッとし、ピンクの紙をもらい、長い廊下を入国審査に向かいそこで、このピンクの紙を見せます。

実はピンクとブルーの紙の2種類あるのですが、ピンクは「警戒地域から来た人」の意味です。ブルーはなんだかわかりませんが、「警戒地域ではない国」から人なのかもしれません。

この抗原検査で陽性になると、より正確性の高いPCR検査をすることになります。これについては、経験していないのでわかりませんが、抗原検査で陽性だった人がPCR検査陰性になったり、その逆もあるそうです。

フライト到着から約2時間で終了 乗客50人ぐらい

フライトは定時に到着しましたが、荷物をピックアップして外に出たのは到着から2時間後でした。

荷物はおろしてあり、航空会社スタッフの手書きのメッセージ付きで置いてありました。

自分の乗っていたフライトの乗客は50人ぐらいでした。ちょっと遅れて到着したもう一社のフライトもパリ線だったと思われます。

なので、乗っている人数が多い日は、さらに時間がかかると思われます。

チャーターしたハイヤーの運転手さんによると、唾液の抗原検査になってからとっても早くなったとか。PCR検査の時は6時間ぐらいかかっていたそうです。(ちなみに、東京23区まで片道15000円でした。)

現在、家族の家で外出せずおとなしくしていますが、到着後2日にメールが来ました。

「具合が悪くなったりしていませんか?」と言った内容で、もし症状が出たりした場合の連絡先が書かれています。

その後、、、

特に何も連絡はなく、14日間の自主隔離を終了しました。一応昼間に公園に散歩に行った以外、店にも入らず同居家族以外の人にも会わず、、、パリの1回目のロックダウンに近い生活でした。

注)現在日本では緊急事態宣言が出ている都道府県があり、自主隔離中も保健所への検温報告などが要求されているようです。本記事はあくまで筆者到着時の情報となります。

Pariko

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