フランスの春、テストの春、脱コロナの春?Concert test !

フランス今週の時事コラム

コンサート・テスト Concert test 、という言葉を聞いたことがあるだろうか。フランス読みだとコンセール・テスト、か。先月バシュロ文化大臣が提案した、フランスの文化活動再開への第一歩だ。

フランスに住むものにとっては、レストランでの飲食はおろか美術館も映画もコンサートも、久しくおあずけの状態が今も続いている。そんな状況を少しずつ打破しようと、コロナが去らない状況下においてもイベントの類が開催できるかどうかを試みる「テスト」が開始されようとしている。

対象となるのがコンサート。パリとマルセイユで4月に「コンサート・テスト」が予定されているという。目的は、一定のルールを守りつつ5000人規模のコンサートを実施した場合にどうなるか?を確かめること。

観客は全員72時間以内のコロナ感染検査陰性を提示。マスク着用は当然としても、総立ちでOK、隣の人との距離は保たなくていいという。全員が、コンサート当日に行った唾液検査を提出、その一週間後に再び唾液検査を行い、コンサートがコロナ感染率に影響があったかどうかを確かめる。コンサート参加希望者のうち、抽選により自宅待機組と来場組に分かれ、この2組の感染率も比較される。

文化省はもちろんのこと、芸能関連の組合Prodiss、市役所や公立病院の専門家がタッグを組んで取り組む大掛かりな「テスト」だ。参加条件も「コロナワクチンを受けていない者に限る」など、現時点ではコンサートの形を借りた医学的な試みなのである。

それでも、4月に実現するとしたら、大きな話題になるであろう。まだまだ不確定要素が多いが、パリでは場所はアコーホテルズアリーナ(ベルシー)、アーチストは Indochine が予定されている。

このニュースに触発され、他の分野でも続々と「テスト」計画が進行中の模様。先週、政府に申請を出したのが結婚事業者たち。結婚式には欠かせない披露パーティーを行えるよう「マリアージュ・テスト Mariage test」の実施を申し出た。コンサート・テストと同様、招待客はコロナ検査陰性を要求され、踊る者同士が近づきすぎないよう盛り上げ役のDJが衛生面の注意事項を時折アナウンスするという。

さて、フランスはこの先、さまざまなテスト・ブームとなるのだろうか?冬来たりなば春遠からじ… となるといいけど。

by ambi パリあんび

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