フランスのりんごは種類が豊富。
Reinette, Pixie, Golden, Opale, Boskoop, Granny Smith, Gala, Braeburn, Chanteloup, Cox’s Orange …たくさんありすぎて迷ってしまいます。
甘みが際立つもの(sucrée)、 酸味がある(acidulée)、ジューシーな(juteuse)、 歯ごたえがある(croquante)など、お店の人に好みを伝えるとどのりんごを買えばいいか教えてもらえます。
りんごを使ったお菓子はたくさんあり、フランス人が大好きなTarte Tatin (タルトタタン)もそのひとつ。
キャラメル色に焼けたりんごとパイ生地だけの素朴なお菓子です。
お砂糖100gをなべに入れて火にかけ(絶対にかき混ぜないこと)、好みのキャラメル色になったら火を止めてバター30gを入れ、溶けて混ざったら型に注ぎます。
16センチの型で、りんごは10個くらい(正味1kgほど)用意します。
皮をむいて8つに切ったりんごを型につめ、180度のオーブンで1時間ほど焼きます。
あら熱がとれたら型ごと冷蔵庫に入れてしっかり冷やします。
パイ生地をつくり、型の直径と同じ大きさの円形に切りとり、生地だけを焼きます。
焼いた生地を冷ましたりんごの上にのせてから、お皿にひっくりかえして型をはずします(本来ならパイ生地をりんごにかぶせて一緒に焼きあげますが、こうするとパイ生地がべちゃっとなりません)。
冷たいままでも、ほんのり温めてからアイスクリームを添えてもおいしいです。
家庭のお菓子ですから、りんごの品種や分量など細かいことは気にせず、気軽につくってみてくださいね。